英語の絵本の読み聞かせは、何歳から始めたらいいのか
読み聞かせをやりたい、でも言葉もわからない赤ちゃんに絵本の読み聞かせをしても、本当に意味があるの?と疑問に思われている方もいらっしゃるかもしれません。
ーずばり、あります。始めるのは早ければ早いほどいいです。
ただ、アプローチの方法は条件によって変わってきます。
私は仕事柄、いろいろな年齢の子供に読み聞かせをする機会がありますが、やはり年齢やその子供にあった本の選び方や読み方があります。
同じ子供でも成長段階に応じて、アプローチの仕方や子供が興味を持つ分野も変わってきます。子供をよく観察することでそのような変化を感じ取って、対応していくのがいいと思います。
では具体的にどうしたらいいのか。
まず、年齢別にご紹介していこうと思います。
生まれたばかりの新生児から1歳未満の場合
生まれたばかりの赤ちゃんに英語の読み聞かせ?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、驚く事実が徐々にわかってきています。
生まれて間もない生後1、2ヶ月の赤ちゃんの視界はまだぼんやりとしています。
ですが、次第に身の回りのものを脳が認識するようになり、色や形を識別できるようになっていきます。
この時期にはっきりとした色や形のものを見せると、目からの刺激を脳が受け取り、脳の発達が促され、見る力としての視機能が発達していきます。(馬詰和比古 先生東京医科大学 八王子医療センター 眼科 講師)
まずは目の前のものに徐々に焦点を合わせていき、見る力が育っていきますので、はっきりとした原色のシンプルな図形を見せて、語りかけてあげましょう。
さらに同じものを繰り返し見せることで、視覚情報と聴覚情報が徐々に結びついていきますので、根気よく繰り返してあげてください。